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当院について

院長よりみなさまへ

「私たちは医療福祉のトップランナーになり、誰もが、どんな時も、自分らしく生きられる社会の実現を目指します。」

神戸平成病院院長 北河宏之

2024年4月より院長として就任いたしました。
私たちは、病気を治療するだけが医療ではないと考えています。病気を治療することの本質は、つらい症状や死の不安を軽減し、人々をより「幸せ」な状態に導くことにあります。しかし、病気だけに焦点を当て、人の全体を見ずに行われる医療は、時に人を不幸にすることもあります。
福祉もまた、単にお世話や手助けをするだけのものではありません。福祉の真の目的は、文字通り「幸せ」な状態を追求することであり、効率だけを追求した画一的なサポートは、その「幸せ」を奪う恐れがあります。

現代の医療は日々進化し、世界中で高度な標準治療が可能となっています。しかし、その多くは青壮年層を対象としており、高齢者向けの治療指針はほとんど存在しません。
また、多くの医療は病気を治療することを主眼とし、QOL(※)を十分に重視していないのが現状です。私たちのグループは、創業以降、高齢者医療とリハビリテーションに専念してきました。標準治療だけでなく、私たち独自のノウハウを活かし、入院中や退院後のQOLを最大化する取り組みを続けています。

また、私たちは施設を作る際、スタッフ中心ではなく、利用する方を中心に考えています。彼らの希望や楽しみを大切にし、地域との関連を深化させ、施設内だけで完結せず、その人らしい生活が送れる環境を提供することを目指しています。さらに、幸せに生きるための手段として、適切な医療が受けられる体制の整備や、QOLを損ねない治療方法の選択ができるよう努力しています。
私たちの最終的な目標は、性別や人種、民族や国籍、出身地や社会的地位、障がいや病気の有無に関係なく、誰もが分け隔てなく地域で当たり前に生活できるインクルーシブな社会の実現です。そのためのさまざまな取り組みを地道に続けてまいります。
※QOL:Quality of Lifeの略称であり、「生活の質」「人生の質」を示す。その人の生活や人生がどれだけ豊かで自分らしくあるかを測る、指標となる概念。

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